晴れたらいいね。

日々の料理と息子と私。シングルマザーのひとりごと。

バースデーケーキを重ねた先に。

数日前の7月15日は私の誕生日でした。

なんと49歳だ。リーチ!笑。

 

うーん。30代半ばから40代入っての記憶がないぞ。

結婚してたからね。え?離婚した結婚ってそんなもんよ?

育児があまりにも大変だったからっていうのもある。

 

よくさ、歳を重ねるほど時の流れが速くなるっていうじゃない?

あれ、本当です。笑。

ジャネーの法則っていうんだよね。

 

経験したことがどんどん増えていって

過去に経験したことの繰り返しが多くなって

そうすると時の流れを早く感じるようになるらしい。

 

いやあ、40代、速かった!もう一瞬か?ってくらいに。

20代は結構長かったような?

27歳くらいまでかな、毎日は飛ぶように過ぎていくけれど

一年間は長く楽しく、仕事も遊びも

いろいろな区切りと共に毎日があった。

 

今思うのは、20代で死ぬほど遊び楽しんでおいて良かったということ。

 

私は身体を壊して夢だった仕事を諦めた経緯もあるし、

恋愛だって一途に想ってもなかなか安定せずに

恋多き女的なことまで言われたりして。笑。

 

20代真っ只中の時は苦しい時間が多かった気もする。

 

一人暮らしの部屋で予定の無い休日、

寂しさに押し潰されそうになって

意味なくコンビニに行ったりしてさ。

10年一人で暮して小さな部屋でぼんやりと考えたこと、

辛い時にかかってきた電話の向こうの友の声、

全部が年齢を重ねた今の私を励ます。

 

あの時も頑張ってたじゃないか、自分!ってね。

 

恋愛でも仕事でも悩んで落ち込んで復活して。

それを何度も繰り返しておいて良かったなと思う。

 

よく年長者が、経験は宝、のようなことを言いますが、

経験を重ねたからと言って

40代の自分が20代と同じ失敗をして

同じ心境で泣いたりしなくなる訳ではないんだよね、残念ながら。笑。

 

沢山の経験を重ねると

あの時もあの時も、私は大丈夫だった!と

過去の若くてがむしゃらに生きていた自分が、

年齢を重ねて少し自信を失いかける自分の背中を押す。

 

今、中学三年生で小6終わりから不登校の息子。

正直、息子を生んで普通に乳児期幼児期が過ぎ、

楽しそうに小学校に通っていた頃は

こんなイレギュラーな道に入り込むとは思ってもみませんでした。

朝、起こしても起こしても布団を被って起きてこない息子。

学校には行かなくてはダメだという気持ちと

それでも行くのが怖いという気持ちとで葛藤している息子。

 

私はその姿を見て、自分の楽しかった小中学校時代ではなく、

仕事でミスをした翌日、行かなければならないのに

行きたくなくて駅のホームで電車を一本見送った自分を思い出していました。

あの感じなら仕方ないのかもしれない。

そう思ったのを覚えています。

 

どんな思いも苦しさも

いつかは過去になって自分を励ましたり、

あるいは他者を理解する優しさに変わったりする。

 

楽しかった思い出は、それを共有した人々を

年齢を重ねても会えない時が長くても、

明るく繋ぎ続ける。

 

ところで

 

唐突ですが、誕生日と言えばケーキ。笑。

 

さすがに息子と二人家族でホールケーキを食べきる自信がないので、

いつもパティスリーでいつものケーキを。

 

ミニカヌレは行く度に店員さんに激推しされて

毎度毎度買ってきてしまうのだ。

なんか毎回数が増えてるぞ。笑。

シュークリーム×2は2つとも息子。

ショートケーキも息子。

 

なんかお誕生日ケーキじゃなくて

私の食べた量からするとお誕生日カヌレだな。笑。

 

離婚して初めて迎えた誕生日。

息子と二人で食べたこのケーキの味も

私の優しい思い出となって年老いていく私を支えることでしょう。

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